たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。(厚生労働省チラシ)

先日、PTA宛にこんなポスターとチラシが届いていました。

厚生労働省が作成した、体罰を防ぐための意識啓発のポスターとチラシです。

このポスターをどこかに貼ってくださいということでしたが、PTAとしてはPTA室に貼るくらいしかできません。しかしPTA室に貼ったところでそんなに多くの保護者の皆さんが目にするわけではないと思います。しかしながら、このポスターが訴えているメッセージは大切だなあと感じますし、多くの保護者のみなさんに見てもらえればと思い、PTAホームページでも紹介させていただいています。

「たたかれていい子どもなんて、いないんだよ。」

その通りだと思います。このチラシでは、体罰とはどんなものなのかということを具体的に説明しています。

  【たたく・ける】
  【長時間の正座】
  【どこかにとじこめられる】
  【無視される】
  【きょうだいと比べてけなす】
  【産まれてきたことを否定される】

そうですね。そういうのはいけないことだと改めて思います。

このチラシとポスターでは、身近でそういった事例があれば電話をしてくださいというメッセージも伝えられています。

この「電話をかけよう」という点について、どこまで関わるべきかとても難しい問題もあるでしょうし、どういう状態であれば電話をかけた方がいいのかという判断をするのは簡単ではないかもしれません。

ですので、まずは自分が虐待のようなことをしてはいないかと考えることから始められればと思ってます。そこから、保護者ひとりひとりが子どもたちの人権を守れる大人になり、地域社会全体で子どもたちを守っていけるようになっていく。そのためのきっかけになればいいなと考える次第です。